裁縫見聞録

会社は基本的に「私服」なんですよね。
出張のときにはスーツ出社になりますけど。
部署が開発なので、昼休み以外に外に出ることもなくずっとパソコンの前にいる。
なので服装はいつもダラリとした感じで、
ジーパンにガラのカッターシャツ。
季節によって、袖の長短と更に上にジャケットか何かを羽織るくらいの違い。

このところ寒くなってきたので、学生時代から愛用している長袖のシャツをクローゼットの奥から引っ張り出す。
よれっとした生地で、薄いブルーに濃紺の格子柄。
袖を捲り上げたときに二の腕あたりでボタンで固定できるようになっている。
この仕掛けがいい。
何かの折に袖が邪魔になったときに捲り上げて止めておけるのは便利なのです。

その服を着ての初日。
昨日の昼休みにナニゲに右腕の袖のカフスボタンから、糸が「にょー」と飛び出していたので気になった。
なんだかみっともない気もしたので、余分な糸を強く握って、素早く引きちぎろうとした。
すると、
糸は切れずに、更に「にょー」と伸びた。
あらら、と思って、更に糸を強く握って、素早く引きちぎろうとした。

にょー、
コンコロリン

ボタンが取れた!

かにたまはテンションが下がった!!

かにたまは、みのまもりが下がった!!

とか、書いてみたりしてw。

取れた黒いボタン。
ボタンをなくさないように持ち帰って縫い付けるしかない。
就業時間が終わり、アパートへ帰る。
アパートの廊下に、誰かの白いボタンが落ちていた。
なぜだろう。
普段ならどうでもいいゴミのような存在の「落し物ボタン」が、なんだか見捨てられない大事なものに見えてくる。
かといって、勝手に持ち帰るのも問題がある。
しばらく、そのままにして様子を見よう。「落し物ボタン」の持ち主が気付くかもしれないし。


部屋のクローゼットから小さなカンケースに入った裁縫セットを探し出す。
父上から「ワシが単身赴任してたときに使っていたやつだ。一人暮らしでは必要になるだろう」と譲り受けたもの。
裁縫道具がコンパクトにまとめられていて、糸切りバサミもミニチュアサイズだ。
濃紺の糸がない。黒い糸で代用。
針穴に糸を通すのなんて十数年ぶりか。

針穴に糸を通す器具、「スレダー」っていうんですかね。
器具があっても、難しい。
指先をプルプルさせながら、糸通し。
糸の末端に結び目を作って、いざ、ボタン付け。
シャツについているボタンの糸の通り具合を参考にしながら、針を操って縫い付けてみる。

途中、力をこめた針の一撃が、左手人差し指を直撃。

きゅうしょをちょくげきしたっ!!

なんてことはなかったですが、以降、より注意深く作業続行。
丈夫に付けるために何重にも糸を通したが、最後の止め結びを作るのには長さに余裕がなくなってしまった。
仕方なく針を外した状態から、苦労して短い糸を操って結び目を作る。
「スレダー」を使えば楽だったのかなと思ったのは、後のことだった。

ボタンがシャツの袖の元の位置に取り付けられた。
触ってもぐらつくことはない。しっかりしている。

かにたまは、みのまもりがすこし上がった!!

ボタンをガチャっと一発で衣服に取り付けられる装置とか、発明されないものだろうか。
発明したら、アイデア商品として売り出して大儲けだ。
わっはっはw。
・・・ぜんぜん仕組みを思いつかないけどぉ~。


そう言えば、アパートの廊下に落ちていた白いボタン。
落ちていた位置から先に行き来する住人は、一番奥に部屋を借りているワタシだけ。
隣とか空き部屋だし。
もしかしたらあのボタンはワタシのものかもしれない。
(セールスマンなどの部外者の可能性もあるけど)


長く読んでいただいたけれども、この話にオチとかありません。
すみません。
無理やりに教訓を見出すとすれば・・・。

修繕できるものは直して使おう!!

あと、

窮してこそ、落ちているボタンもとても価値あるものに見えてくる。

そんなところでしょうか。
ほんとに無理やりだけれども~w。
では、また。
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